黄金色の衣を脱ぎ捨てる
2006年12月7日
目の前は黄金色に染まったイチョウ並木。風もない穏やかな午後です。
それは突然始まりました。
一本のイチョウが葉を落とし始めたのです。
樹冠の葉がはらはらと静かに落ち始めると、やがて雪崩打つように次々と葉が落ちてゆくのです。何十本も並ぶイチョウの中で、その樹一本だけが黄金色の葉を脱ぎ捨ててゆきます。枝ぶりだけを晒した姿になるまで5分ほど。輝くスペクタクルを見届けました。
同じように黄葉したイチョウ達の中にいて、その樹だけがなぜその時、葉を落とそうと決めたのでしょう。尋ねてみたい。
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