誰も彼もが

2007年1月17日
癌を患っている。
日本人の死因の3割を超えているということを、どう受け取ったらいいのか。死に至る病と思うか、ありふれた病ととるか。
「癌」という病名の重さは診察室で医師にそれを告げられたことがないとわからないかもしれない。病名を告げられた瞬間は、ある意味ドラマのクライマックスだ。
だけどショックの波が引いてゆき、回りが見え出すと、知らないだけで癌を患っている人が周りには一杯いるのだ。いっぱいいた、のだ。家族を亡くした人と話すと「実は癌だったの」ということばかりで驚く。癌になりながらも長く耐えている人も多い。
癌研に行くと、本人も家族も、誰も彼もが癌との暮らしを生きている。あたりまえな雰囲気に、ほっとさせられる。

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