夫にメールを書いて、途中で消した。
「ごめんなさいと思ってる」ってことを伝えたいだけだったのに書き始めたらなんだか妙に生真面目な内容になってしまって、まるで遺書でも書いてるみたいに思えてきてやめた。
夫と素直に話しをしなくなってどのくらい経つだろう。10代の終わりから知っているから、たくさんの会話を積み重ねてきたはずだったのに。原因は私。夫ほど私は人柄が良くないから。夫に言えないこと、言いたくないこと、言うのが面倒臭いことがいっぱいあって、話したいことが見つかったときも、それらのことどもを選り分けて話すのが鬱陶しくて、結局なにも言わなくなった。
今夜の「ごめんなさい」も、ごめんの気持はほんとなんだけど、じゃあ、小さな癇癪のようなごめんの内容を改めてもう二度と繰り返さないからって言えるかっていうと、もうそれは絶対無理ってわかってて、そしたら、ながながとメールに書いていることが全部嘘っぽく思えてきてしまって。無理して書き続けるとほんと遺書みたいだし、送信してさらに言い訳のメールでも書く羽目になりそうで、やめた。
結局、携帯から「ごめんなさい」とひと言だけ送った。それは嘘じゃないんだけど、でも、夫の気持になにひとつ報いることのないただの言葉だ。つくづく。私は夫とは比べ物にならないくらい、人としてダメだ。
同じだけ愛し返せなくてごめん。ほんとはそれを言いたいんだけど言えない。

コメント

はち
はち
2008年1月6日21:25

我が家も小さな衝突が絶えず、正月早々、少し険悪なムードに
妻は素直な性格で、ストレートにものごとを考えてくれるのに
ひねくれものの私はものごとを複雑に考え過ぎ、揉め事の種をまくのに、素直に謝れない
人間関係が難しいのではなく、私の性格が難しいことを実感してます
そんなことを美藤さんの日記から連想
気楽に生けたらどんなにいいかと...

美藤
美藤
2008年1月7日21:20

むむ、やっぱり難しいのは関係ではなく「性格」ですかねぇ(汗)
「ごめんなさい」ひとつ言うのでも、揉め事の起承転結のある部分は「ごめん」だけど他の部分では言いたくないし・・とかなんとか、あれやこれや考えてしまって、気がつくと依怙地な貝になってダンマリ。とりあえず休戦の申し出的「ごめん」で済ますんですが、謝っておきながら実はわだかまってるという・・・ああメンドクサイ性格@自分。
夫が人柄が良いのでなんとか持っております(爆)

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