「銀の匙 」

2008年2月12日 読書
「家守綺譚」を読んでいてこの本のことも思い出した。
主人公の生きた時代がたぶん近い。
綺譚、というような怪かしいモノが描かれるわけではないけれども、家のなかの濃密な空気とか大切にされてきた道具類が纏う気配とか、そしてそういったモノドモと交感する主人公の存在とか、建売パネル住宅の時代にはない時代の気。
読むたび、精神的デトックスになる数少ない本の一冊。

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