山笑う
2008年4月24日
水郡線の途中の無人駅で、1時間に1本の電車を待っていた。
朝から雨模様だったけれど傘なんかいらない程度のお湿りで、散り残るソメイヨシノ、盛りの八重桜、山吹、連翹、芝桜、チューリップ、漢字の花もカタカナの花も、優しい雨に洗われて気持ち良さ気に咲いていた。
モミジが若葉の下に紅い小さな花を咲かせている。線路の向こうに見えた白い花木は、梨かな。梨花一枝、雨にうたるる、まさに美女。山は、初々しい萌黄色の濃淡に染まっている。萌えだす木々の若い緑の匂い、雨の匂い。深呼吸。ウグイスが上手に鳴き交わしている。久慈川が静かにゆるゆると流れてゆく。
山笑う。けむるような、眠気を誘う微笑みの山。夢のように美しかった。もっとそこに居たかった。
朝から雨模様だったけれど傘なんかいらない程度のお湿りで、散り残るソメイヨシノ、盛りの八重桜、山吹、連翹、芝桜、チューリップ、漢字の花もカタカナの花も、優しい雨に洗われて気持ち良さ気に咲いていた。
モミジが若葉の下に紅い小さな花を咲かせている。線路の向こうに見えた白い花木は、梨かな。梨花一枝、雨にうたるる、まさに美女。山は、初々しい萌黄色の濃淡に染まっている。萌えだす木々の若い緑の匂い、雨の匂い。深呼吸。ウグイスが上手に鳴き交わしている。久慈川が静かにゆるゆると流れてゆく。
山笑う。けむるような、眠気を誘う微笑みの山。夢のように美しかった。もっとそこに居たかった。
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