三輪豆腐店
2008年6月17日近所の商店街に美味しい豆腐屋さんがある。70くらいの小父さんと小母さんでやってる町の豆腐屋さん。
だけどそこは私の買い物動線から外れているので、私が買いに行くことはあんまりない。夫が散歩がてら寄って晩酌の肴に木綿を一丁買って帰ってくる、そんな店。だから、小母さんが倒れて入院してるって話しは夫から聞いた。
今日たまたま通りかかって、そうだお豆腐とアゲを買って帰ろうって思ったとき、ひとりでお店に立ってる小父さんを見て小母さんのことを思い出しはしたけれど、話題にするつもりはなかった。
私がそこで買い物するのは2年ぶりくらいだったし。
でもね、小父さんがすごく心細げな表情で。
「アゲもう終わっちゃったんだよ、ごめんね、なんせウチのがいないもんだから売り切っちゃうと追加が揚げられなくてさ」・・って。
ほんと小父さん人恋しそうだった。私みたいな馴染みじゃない客にでも話しかけずにいられないんだろうな。
「小母さん、いかがですか?」って、やっぱり聞かずにいられなかった。
「やっとね、食事が摂れるようになってね。まだまだだけど、今日あたりは粥食べてんじゃないかな」
自分を励ますみたいにすこし笑って話してくれて。
なんだか切ない。
だけどそこは私の買い物動線から外れているので、私が買いに行くことはあんまりない。夫が散歩がてら寄って晩酌の肴に木綿を一丁買って帰ってくる、そんな店。だから、小母さんが倒れて入院してるって話しは夫から聞いた。
今日たまたま通りかかって、そうだお豆腐とアゲを買って帰ろうって思ったとき、ひとりでお店に立ってる小父さんを見て小母さんのことを思い出しはしたけれど、話題にするつもりはなかった。
私がそこで買い物するのは2年ぶりくらいだったし。
でもね、小父さんがすごく心細げな表情で。
「アゲもう終わっちゃったんだよ、ごめんね、なんせウチのがいないもんだから売り切っちゃうと追加が揚げられなくてさ」・・って。
ほんと小父さん人恋しそうだった。私みたいな馴染みじゃない客にでも話しかけずにいられないんだろうな。
「小母さん、いかがですか?」って、やっぱり聞かずにいられなかった。
「やっとね、食事が摂れるようになってね。まだまだだけど、今日あたりは粥食べてんじゃないかな」
自分を励ますみたいにすこし笑って話してくれて。
なんだか切ない。
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