菊の花

2008年10月11日 日常
菊の花
菊の花。よくよくと見て。これは完璧な造形をした花だと、最近思ったことでした。子供の頃は、お寺さんの似合う花で、祖母がお仏壇にあげる小菊だったり、祖父が丹精した大輪だったり、花はひらりとしたものというイメージのあった頃は、とても遠くにある植物だったんだけど。菊の香りの清々しさにも最近気がつきました。中輪以上の花の、すっくとひと花で立つ姿も美しいと思うようになりました。
そういえば、菊花を食べるのは前から好きでした。熱湯をざっとまわしかけて、二杯酢で。歯ざわりも、ほろ苦さも香りも、身体を浄化してくれる気さえします。食卓に供するならムラサキですが、菊花として咲く美しさは黄色が最上かと思います。

いま、ちょっと憧れているのが菊枕。作って秋の午後のうたた寝に使いたい。
松本清張の小説「菊枕」のモデルになった杉田久女の句。

菊干すやいつまで褪せぬ花の色

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