読んでいる本を指差して、「それ、どんな話し?」って尋ねられると困る。あらすじをぱぱっと言えるような物語ならいいんだけど、ストーリーがあるんだかないんだか、主人公がなにをするんだかしないんだか、そんな小説がけっこう好きだから「こんな話し」って説明できないことが多い。
これも、やっぱりそんな小説。男や女や男や男や女やらが蠢いている饐えた町で、なにがあったかなかったか。そう、未遂。人生って、生きてる間はずっと未遂なのか。未遂のまま人生は流れてゆくという寄る辺なさ。
車谷長吉の文章は好きだな。

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