美術館

2008年12月23日 日常 コメント (2)
美術館とか博物館とか文学館とか、あのなんとも黴臭いような埃臭いような、でもしんしんと時が降り積もったような空間が好きだ。出かけた先で、時間が空くと寄ってみたりするのが楽しみなのだけど、正直良し悪しはよくわからない。でもともかく人臭くないのがいい。だから、大掛かりな美術展はあんまり見に行かない。ともかく並ぶのが嫌。流れに乗って見て行かなくてはいけないらしい、というのが嫌。
先週会期終了した美術展。とても幸運なことに、休館日の特別招待日に見に行くことができた。会期中は入場まで90分待ちとかざらだったそうなのに、絵の前には私だけ・・という贅沢な時間を頂いた。「手紙を書く夫人と召使」がいる居室の片隅から300年前の窓の光を見ているような感じを束の間味わった。うん、今年一番の贅沢だったんじゃないかな。

コメント

はち
2008年12月26日11:37

「三百年前の窓の光」って表現、いいですね。ということは「小路」の雲の合間から見えるのは、やはり三百年前の空!
私も、特別招待日に行くことができ、贅沢な時間を過ごさせていただきました。
裂地を思わせる壁紙に落ち着いたり、赤の部屋で床の格子模様が絵の中の格子模様から連続しているのに感心したりと、空間の妙を堪能。これも会場が空いていたから感じられたんですよね。
ちなみに、美術館、博物館、文学館に加え、図書館の書庫が、黴臭い空間として好きです。

美藤
2009年1月5日11:43

はち様

あけましておめでとうございます。

もしかしたら、11月の月曜日、とても近い時間空間に身を置いていたのかもしれないですね。
あれくらいの展示になると入場者が100万人越えないと利益がでないんだそうですが、絵画が纏っている空気と鑑賞者の人混みとのギャップに戸惑います。

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