夏の盛り

2010年7月30日 日常
思い出した。
スベリヒユが咲く頃は、もうキャベツは旬を過ぎていたんだと思う。収穫を終わった畑には、剥ぎ取られたキャベツの葉や育ち損ないのキャベツが打ち捨てられていたんだろう。畑を抜ける道を歩きながら嗅いだ腐ったキャベツの匂いを覚えている。夏の記憶に残る匂いのひとつだ。
野山の草や木々の葉が落ちて朽ちてもそんなに「腐った」匂いはしないよううに思うけれど、野菜が腐るととても強烈に匂うのは農作物は栄養価が高いからなのかな?
春先のキャベツ畑も青臭い匂いにケモノ臭さが混じっていきものが育っている感じがした。そういえば、その頃はキャベツ畑にはたくさんモンシロチョウが飛んでいた。青虫を何匹も捕まえて家でチョウチョになるのを楽しんだっけ。

夏の匂いでは、もうひとつオシロイバナ。
白粉(おしろい)という呼び名は昔の子供にはどきどきするものがあった。確かに粉っぽい安っぽい匂いがする。あれも生命力のありそうな田舎の花だ。夏の明るい夕方と蜩を一緒に思い出す。

そう、畑の花といえばカンナとタチアオイ。どっちも大きな株立ちで子供の目には怪物的に大きく見えた。匂いは、覚えていない。

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