冬陽

2010年12月10日 日常
午後二時の二階和室が心地良い。

低い太陽が、硝子越しに部屋の奥まで温かな陽を差し込んでくる。部屋が充分に暖まったところで障子を閉めてひざ掛けを用意して転がる。障子越しの光は柔らかくて優しくて美しい。
障子の小さな穴を塞ぐのに貼った花型の切り紙がふたつみっつ散っているのが楽しい。ベランダのオリーブがくっきりとシルエットを映す。ときどき雀の日向ぼっこまでが影絵になる。
冬陽のなかでまどろむ。心は平穏だ。

障子に橙色が濃く染まると至福の午後も終わり。
寂しい気分に襲われる前に、さあ、階下に降りてストーブに火を入れよう。



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