玄関の上がり框に腰を下ろして、硝子戸越しに見るモミジの鮮やかさに見惚れる。午後の低い太陽が逆光になってモミジの葉を赤く紅くする。正月を過ぎれば葉もみんな落ちてしまうだろう、名残のモミジ。

昨年は千両万両五両がどれも実りが良くて、千両を正月のお飾りにふんだんに切って使ったのだけれど、今年は夏の暑さのせいか実がほとんど落ちてしまった。

蜜柑は豊作。春菊は今年もわさわさ。




モミジの紅を堪能できる時間がもうひととき。

週に2日ほど帰宅が22時をまわることがある。この晩はいつも外灯と一緒に玄関内の灯も点けておいてくれる。一階の住人は寝てしまっていることもあって、真っ暗では手元足元が危ないと思ってくれているからなのだけれど、外灯と硝子越しの玄関灯に照らされたモミジはなかなかの美しさ。
角を曲がって、図らずもライトアップされたモミジを見るとき、帰ってゆく家があり、待っていてくれる家族があることにしみじみ感謝する。大袈裟なようだけれど、この家に住むようになっての素直な実感だ。

季節はめぐる。春夏秋冬、毎年同じようで少しずつ違う。
同じような平凡な日々を過ごしつつ、小さな変化を楽しんで暮らせたらそれでいいと願う。

来る年も、つつがなく過ごせるように。

コメント

はにゃ。
2011年1月4日13:00

私も恥ずかしい位に、馬鹿を満喫しています。えへへ。

少しでもこんな時が過ごせる様にと、つい祈ってしまいます。

美藤
2011年1月4日21:59

いやいや、お恥ずかしい。

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