リンク先からあちこち飛んでいて見つけた名前。
10代の頃に見た映画で、フランスの大人の女性ってなんて素敵なんだろうと思い憧れたことを思い出した。
その頃見た映画はなんだったろうか、とさらに飛んでみた。アニー・ジラルドを最初に見たのはたぶん「パリのめぐり逢い」。クロード・ルルーシュにフランシス・レイという60年代メロドラマの典型みたいな映画だ。その後にヴィスコンティの「若者のすべて」を見たんだと思う。ヴィスコンティだし、10代の私がドラマを楽しめたかどうか怪しいもんだけど、アラン・ドロンとアニー・ジラルドの美しさだけで見通したんだろうな。
70年代のショートカットの彼女もいいけれど、60年代のアニー・ジラルドが好き。

今年の2月に79歳で亡くなっていたことも今日知った。
映画の出演の最後はミヒャエル・ハネケ監督の作品らしい。
「ピアニスト」をちょっと見てみたいかな。でもなかなか手強そうな監督だからどうだろう。

そうそう、アニー・ジラルドともうひとり同じニュアンスで好きな女優さんがいたっけ。ダイアナ・マルドー。と言ってわかる人はいるかな。アメリカのテレビドラマ「警部マクロード」のマクロードの恋人のクリスを演った人、ってさらにわかんないか。知的でチャーミング。

10代の私の、なりたい大人の女性像はこのふたりだった。
今日は、懐かしい憧れを思い出した。





コメント

はち
2011年6月25日10:34

フランシス・レイ、なつかし〜、って僕はリアルタイムで聞いてないんだけど、彼の音楽を聴いていると60年代を体験したかのようなデジャブを
内田樹の言うところの「回顧的に構築された模造記憶を共有する」というやつですね
全然関係ないけど、その60年代のまばゆいアニー・ジラルドを見ると、私は若い頃のいしだあゆみを連想してしまいます

美藤
2011年6月26日11:24

「回顧的に構築された模造記憶を共有する」
なるほど~さすが上手い説明をしてくださいますね~。

フランシス・レイを意識して聞いたことはないんですが、たぶんバブルが始まって勢いのあるテクノっぽい音に蹴散らされるまでは、あのメロウな音楽は60~70年代の時代のBGMのひとつとして街に流れてたと思います。
アニー・ジラルドに始まって、クロード・ルルーシュだのフランシス・レイだの、時代の記憶を掘り返してしまいました。実体験にせよ、模造記憶にせよ、ぴったりのキーワード、キーパーソンってあるもんですね。

いしだあゆみも、象徴的に美しかった時ありますよね。

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