削る切る引く

2011年7月7日 日常
今週の休みはモミジの枝落しで終わった。四方八方につんつんと伸びた新枝がなんともむさくるしいので、下のほうは植木バサミで梳いて、樹冠は屋根の上から高枝バサミでばっさばっさと切り落とした。見た目も涼やかになり、実際風通しも良くなった。夏仕様のモミジ。
ついでにこれまたむさくるしさの極みともいえるツツジを剪定。枝葉が混んでいると虫の棲み処・猫のトイレになるのですっかすかに切る。さっぱりっ!

庭木の剪定をしていてつくづく、あ~私って切ったり削ったりという作業が好きなんだなぁと思った。

子供の頃の美術の時間、得意とまでは言えないけれども好きだったのは版画とか彫刻とかだった。一番困ったのは油絵。どこまで塗ったらいいのか皆目わからないのだ。ぺたぺたといくらでも色を置いてゆけてしまうので完成点が見えないから。要は才能がないってことなんだけども。
削ってゆくほうはこれ以上はもう削れないというところがわかるし、すでに完成形が埋もれていてそれを掘り出す、というような感じでわかりやすいから好き。調子に乗って「あ、彫りすぎた・・」ってのもあるけれども、「過ぎた」ってことがすぐわかるところもいい。

何年か前にすこし遊んだ陶芸の手びねりでも、陶土を積んで行くところよりも、積んだ土を手ロクロ回して削ってゆくのが楽しくって仕方なかった。
なんだろうね。足していく作業よりも引いてゆく作業のほうが私には向いているみたいだ。

次の休みはサカキの茂みに手を入れよう。切るよ-!

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