喪服というのは、いつだって流行遅れだ。

訃報があるたびに、買い換えたいなと思うのに、そこで買い換えたとしても次がすぐあるとは限らないし、やっぱりどこかしら流行遅れになる。
喪服のデザインなんてそれこそオーソドックスの極みのように思えるけれども、やっぱり微妙に古臭かったりもするのだ。まあ、抹香臭い場なんだから、古臭いほうがふさわしいのかもしれないけれど。

私の喪服はもう15年は前のものだ。着てみたら肩のパッドがなんだかちぐはぐだったので縫い目を解いて外す。袖山の小さなギャザーも、なんだか気に入らない。
喪服を着てパールをつけようとして、ああ、もうこれはダメだなと思った。若い子ならいいいけれども、葬儀ならもうブラックパールをつけたほうが相応しい年代だもの。

父の葬儀の後、ふたつ訃報が届いた。
葬儀では神妙な顔しながら、みんなどんな喪服着てるのかしら・・と、こっそり。ステキな喪服姿のひとなんていなかったな。そっか、やっぱりそれでいいのね。

コメント

はにゃ。
2011年9月9日14:39

確かに喪服ってそんなもんですね。

私「喪服」の独特なデザインが苦手で実は一枚も持っていないんです。いつも仕事で着る黒いジャケットに黒いスカートかパンツでごまかしてます。オトナなのになぁ、なんてね、思いながら。

あ、祖母が生前作ってくれた一度も手を通したことの無い喪服の着物は所有してるなぁー。実家のどこかにあるはずだけど、一生着ないんじゃないかと思います。

美藤
2011年9月9日18:25

ワンピースにジャケット・・というのが喪服の定番デザインですけれど、私も喪服以外にはそのコーディネートは皆無ですねぇ。
とはいえ、「とるものもとりあえず駆けつけました」の通夜の装いなら手持ちの黒の組み合わせでもOKですけど、遺族となるとそうもいかないオトナな年代なんですよねぇ(笑)。

私も着物の喪服も持っていて、父の葬儀でなら本来は娘もそれが正式らしいですがパス。夫のときも多分着ないかなぁ(笑)。仕付もとらずに終わりそうです。紋が入っているから簡単には人にもあげられないし・・もったいないですね~。

あ、ギリシャのヨーグルト、見かけたら買って見ます。ヨーグルトにハチミツってもともと好きです。

はち
2011年9月9日19:00

今日、私の職場で、なぜドレスコード(礼服)は存在するのかという話題で盛り上りました
そこで評判が悪かったのが、夏でもおじさま方が着ている黒のダブルスーツ
なんで夏なのに、あんな暑いの着てるんだの、女性の涼しげなドレスとアンバランス過ぎるだの、だいたい肩パットが時代遅れと、散々な言われよう
すてきな礼服って難しいものですね
ちなみに、この話には伏線があって、じつは明日は職場の後輩の結婚式
明日は暑いので、みんなで涼しく、楽な格好で行きましょうという結論に落ち着き、私を含めて男性の何人かはノーネクタイで、女性の何人かはサンダルで行くことに
もちろん、招いていただいた御両家の両親が気を悪くしない程度にと条件をつけたんだけど、この程度が難しいんだな

美藤
2011年9月9日21:38

ドレスダウンは、ほんと「程度」が問題ですよね。
日本の洋装の場合ドレスコードに段階がないし、ブラックフォーマルにノーネクタイやサンダルってわけにはいかないですものね。
それでもハレの場合の友人ご招待なら工夫できるかも。
ケの場合は、もう諦めてダサイくらいの型どおりがいいみたいです。
あ、でも黒のスーツで男っぷりがあがるおじさまも結構おられますから不思議です(笑)。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索