ごきげん君

2011年11月1日 日常
最近、隣のアパートに引っ越してきた男子が面白い。人相風体は把握していないのだけれど、彼のお出かけ、帰宅、在宅状況はたぶんご近所中に周知されていると思われる。

彼はなんだかいつもご機嫌なのである。外階段を軽快に昇り降りしながらいつも鼻歌を歌っている。彼のハミングを聞きながら、おお今日もご機嫌だね、と可笑しくなる。

そして在宅中は絶唱なのである。
この時季は窓全開なのである。ご近所中に丸聞こえなのである。残念ながらあまり上手くはないのである。私がイマドキの歌を知らないせいもあるのだが、なにを歌っているのかもまったくもって不明である。でもって絶唱なのである。ご近所には小煩いおばあちゃんもいるので、いつ文句がゆくかと少し心配ではあるのだけれど、いまのところ事なきを得ている。まあ、深夜でもないし決まって一曲を2回絶唱して終わるので許容範囲内というところなのかもしれない。
それと、歌っている彼がなんだか幸せそうだからかもしれない。
上手いわけでも声が良いわけでもないのだけれど、彼のご機嫌な感じが伝わるのである。

この間は口笛を吹きながら出掛けていったのだけれど、これはとても良かった。曲もすぐわかった。ジョン・デンバーの「カントリーロード」。秋の空気にとてもよくあっていた。すごく懐かしく聞いて、続けて口笛を吹いてみた。彼のほうがずっと上手だった。

いつも口をついて歌が生まれてくる彼はいま幸せなんだなぁと思う。うつむいて歌は歌えないものね。

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