雨の朝

2011年11月19日 日常
静かな雨の朝。

昨夜は、好きな人が夢に来てくれた。
あいかわらず無茶なひとで、でも私はその無茶なところが大好きで。私は当惑しながらわくわくしていた。

「パーマネント野ばら」というタイトルがずっと頭の中にあった。どこまでも続く野ばらの草地、空までも伸びてゆく蔓ばら、永遠の野ばら。実はパーマ屋の屋号なんだけれど。どこにもない永遠。

ベランダの手摺りの下で膨らんでゆく雨のしずく。膨らみきって落ちてゆく瞬間が見たい。

「喫茶店だ、喫茶店だ」。
ガラス窓を伝い落ちる雨のしずくを見るたび、そう言っていた男の子を思い出した。中学生だった。車のウインドウだろうと、体育館の窓だろうと、雨が伝えば「喫茶店だ」。嬉しそうに言ってたっけ。

ベランダのしずくは、まだ持ちこたえている。小糠雨。








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