プールで泳いでいて、目の前に浮かぶピーチボールを捕ろうと手を伸ばす。指先に触れた途端ビーチボールは逃げてゆく。追いかけて、我が身の立てる波に揺られボールはさらに距離を増す。すぐそこに在るのに捕まえられない。
そんなもどかしさと、悲しさ。

愛を求める人の姿は、はた目には滑稽で、奇矯に映るのだろうね。真剣なほど。

「いちばんここに似合う人」このタイトルに惹かれて読んだ、風変わりな孤独についての短編集。

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