グリーフワーク

2012年2月6日 日常
混乱している。

3日の晩に訃報が届いた。
友人の、娘さんが急死した、と。23歳。
ひとりきりの娘を突然亡くすなんて。
いま、どんな想いでいるんだろうと、想像して怖ろしくなる。

遠方で葬儀には出られないので弔電を打とうと文面を考えていたら、涙が止まらなくなった。ほんとうにとめどなく涙が溢れてきて、嗚咽するまでになって気がついた。父を想って泣いていることに。昨日もいち日、友人夫婦のことを考えながら、気がつくと父が亡くなった日のこと、病院での姿、葬儀のこと、元気だった頃のこと、去年の今頃のこと、とりとめなくイメージが湧き起こって涙が止まらなかった。少し疲れた。

父が亡くなって半年。自分では、父の死になんとか折り合いはつけられていると思っていた。でも、まだまだだったみたいだ。

葬儀のあと、仕事に戻ったとき、忙しさの中で気が紛れ救われながらも、日常の世界は何も変わっていないことに、なんとも言いようのないズレをかすかに感じていた。世界からも父からも置いてけぼりにされたような。
もともと感情を大きく振るのが苦手で、淡々と過ごしたい性質なので、まあそうかなと受け入れていたつもりでいた。
だけど、友人のお嬢さんの訃報はこたえた。

いま一番したいことは、友人と抱き合って泣きたい。お嬢さんを想って父を想って、友人のために私のために声を上げて泣きたい。

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