というわけでMRI。

1階から上の、木材をふんだんに使った内装の柔らかさとうらはら、地下1階のそこは分厚そうな金属の扉が5つ並ぶコンクリート打ちっぱなしの寒々しい空間。扉の開閉は太い回転式のレバーで、大型金庫のよう。ふと、火葬場の窯を思い浮かべてしまったけれど、あそこのほうがまだ内装に儀式的な配慮があった気がする。

コンクリ越しに鳴り響くノイズ。
ゴウンゴウンゴウンゴウンガガガガガガガガゴンゴンゴンゴンキーンキーンキーン・・・・。
なんとも禍々しい轟音。
扉の前の待合に流れるイージーリスニングのもの凄い違和感に笑いそうになる。

呼ばれて入った部屋は白く輝いて、ふた昔前のSF映画のセットのよう。ベッドに寝て頭を固定され、格子に組んだ覆いが被せられる。イメージは、「羊たちの沈黙」で移送されるレクター博士だ(笑)。
そして約20分、「不確定性の音楽」を大音響で聴かされて終了。痛くも痒くもなかったけれども、難聴気味の耳にいいのこれ?

検査結果はまた来週。

コメント

はち
2012年5月4日14:36

お疲れ様、20分の前衛音楽、楽しめるようになるにはもっと修行が必要?
そういえば、学生時代、メロディーも何もない、まさに騒音以外のなにものでもないフリージャズのライブを、二時間我慢したのを思い出しました(笑

何もない結果が出るといいですね

美藤
2012年5月5日0:06

はちさんが楽しまれた変奏曲とは大違い(笑)。
その2時間のフリージャズも苦行のようですね。前衛的なものがまったくダメな私は、いっそ沈黙を聴いているほうが心休まります。

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