図書館の本が、実はあまり好きではない。
あの、本を保護するために掛けてあるブッカーが嫌だ。本を手に取ったときの紙の感触が失われているし、本が息苦しそうだ。最近は蔵書バーコードなどが貼ってあって美しくない。

自宅と仕事先のどちらにも、歩いて5分くらいの近所に図書館がある。
なのでちょくちょく利用しているのだけれど、利用しといて言うのもなんだけれども、図書館を使うようになって、なんだかくだらない読書が多くなってしまった気がしている。
書店で見かけたのであれば、手にとってぱらぱらとページを繰って拾い読みして、ほんとうに読みたいと思った本だけを買って帰ってわくわくしながら大事に読んでいた。図書館の本は、とりあえず借りてしまう。とりあえずソファに座って読み始めてしまう。吟味しなくなった。
結果、金額に値しない本に読書の時間を使っていることも多くなった。無料の、暇潰しの読書。
以前住んでいた街にあった貸本屋の100円でも、読みたい本かどうかもっと楽しく迷っていたと思う。

代価を支払うというのは大事なことだ、と思った。

コメント

はにゃ。
2012年7月17日11:10

私以前、7年間位、図書館の隣に住んでいたことがあるのです。なのに、ほとんど利用しませんでした。何でかなぁーって自分で理由を考えていたら、返却日があるからなんですね。買えば積読でもOKなので、読みたい時に読めるけど、借りると返すために読まないといけないのがとてもプレッシャーで・・・・・。

「取り敢えず借りて読む」って、自分の欲しているタイミングでなくてもとにかく読むって感じかなーって気がちょっとしました。

本自体を所有したい欲があるわけではないのですが、自分のタイミングで読むためにお金を払っているわけねぇーと、納得させて頂いちゃいました。ありがとうございます(笑)。

美藤
2012年7月17日23:09

あ、そうそう。「借りると返すために読まなきゃいけない」のがプレッシャーってほんとそうですね。そっか、だから読み飛ばせる軽い本ばかりになっちゃうのかも。
自分が欲しているタイミングって、うん、大事ですよね。それが合った時って、濃い読書ができる気がしますものね。

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