青空文庫で「蒲団」を読んでみた。
近代ブンガクの落とし穴にはまった感じ。


文学史に興味がないのでよく知らなかったのだけれど、自然主義ってなんなんだ?赤裸々、告白、暴露のことか。
もう、ほんと脱力した。
そりゃ、当時の人はさぞかし吃驚したろうと思う。書いた者勝ちだね。作品の、いままで誰も書かなかった「スタイル」だけで、文学史に残っているのだねぇ。文学史上のトピックとして残るのはいいけれど、だけど、これって再版し残す価値ある内容だろうか?
私は田山花袋に声を大にして言いたい。



チラシの裏に書いておけ、このばか者!!


コメント

はち
2012年7月24日14:05

評価が時代とともに変わるのは世の常なんでしょうか
ここ三十年ほどで維新後から終戦までの文学の評価は大きく変わっていることに、びっくりしてます。
僕たちの世代にとって島崎藤村は偉大だと教わっていたのに、教科書から消えかかっているし、
川上弘美や江國香織が教科書に載る時代に
そんななかで僕の大好きな志賀直哉が残っているのがうれしい

美藤
2012年7月26日11:58

「蒲団」っていったい何が評価されていたんでしょう。
文学の士が、恋情劣情をあけすけに吐露してセンセーションを起こしたのでしょうけど、「文学」「作品」としての内容がなにもないのにビックリしました(笑)。

でも100年足らずのうちに評価が変わるもの、古びてしまうものがきっと98%(勝手に推定)なのだろうなと。そう思うと逆に真の古典として残っているものってすごいですね。

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