46/60GB
2007年5月3日Cドライブの空きが10%を切っているのに、いったいなにがそんなに増えてしまったのか見当がつかなかった。マイコンピュータからあっちこっち開いてみても、大きいと思うのは音楽ファイルくらいで、それだってせいぜい1GB。一時ファイルの動画なんかが残ってるのかとも思ったけど見つからないし、ほかに思い当たるものがない。
あちこち開いてドキュメントの中に48GBというフォルダを見つけて、これ?と思って開くんだけどその下のフォルダにそんな大きなものは見当たらない。
それもそのはず、隠しフォルダの中にそれはあった!
でもどーして隠されてなきゃならないんだ?私が隠したわけじゃないぞ?
そのどでかいフォルダは、セキュリティソフト「M」だった。そのフォルダだけで46GB。セキュリティがパソコンまるまる1台占領してどうするよ??
なんでこんなに肥大化しちゃったのかわからないので「M」のサポートに電話して聞いてみると、「異常な数字ですね」って驚かれた。びっくりしてるのはこっちです。アップデートの際に古いファイルが削除されなかったのかもという話だったけど、それにしたってありえない数字だと思うんだけど・・。
釈然としないままさっくりと「M」をまるごと削除。
ああ、でも捨ててはいけないファイルを捨ててしまったがために、Cドライブの再セットアップは避けられません・・・・orz
あちこち開いてドキュメントの中に48GBというフォルダを見つけて、これ?と思って開くんだけどその下のフォルダにそんな大きなものは見当たらない。
それもそのはず、隠しフォルダの中にそれはあった!
でもどーして隠されてなきゃならないんだ?私が隠したわけじゃないぞ?
そのどでかいフォルダは、セキュリティソフト「M」だった。そのフォルダだけで46GB。セキュリティがパソコンまるまる1台占領してどうするよ??
なんでこんなに肥大化しちゃったのかわからないので「M」のサポートに電話して聞いてみると、「異常な数字ですね」って驚かれた。びっくりしてるのはこっちです。アップデートの際に古いファイルが削除されなかったのかもという話だったけど、それにしたってありえない数字だと思うんだけど・・。
釈然としないままさっくりと「M」をまるごと削除。
ああ、でも捨ててはいけないファイルを捨ててしまったがために、Cドライブの再セットアップは避けられません・・・・orz
パソコンには適当は通じないらしい
2007年5月1日捨ててはいけないものを捨ててしまったらしい。
iTunesが使えない、情報箱が開かない。困った。システムの復元も効かないし。
それにしてもなんであんなに一杯いっぱいになってしまったんだろう。Cディスク、Dディスクともに空きが10%を切ってるなんて。いつのまに?私が必要としてるファイルなんてほとんどテキストだからたいした大きさじゃないんだけど。
削除していい不要なファイルってのが見分けられない。再セットアップしたほうが早そうだし間違いなさそうだな。
あー面倒くさーい。
iTunesが使えない、情報箱が開かない。困った。システムの復元も効かないし。
それにしてもなんであんなに一杯いっぱいになってしまったんだろう。Cディスク、Dディスクともに空きが10%を切ってるなんて。いつのまに?私が必要としてるファイルなんてほとんどテキストだからたいした大きさじゃないんだけど。
削除していい不要なファイルってのが見分けられない。再セットアップしたほうが早そうだし間違いなさそうだな。
あー面倒くさーい。
鼻はすぐにバカになる
2007年4月24日まだ少し寒いけどなるべく部屋の窓を開け放して空気を入れ替えてる。無香料ファブリーズをまきちらし、消臭ジェルを器に盛って部屋のあちこちに置いて。お灸のモグサ臭対策。
一応、匂わなくなってるけど、それって、ほんとうに匂いが消えてるのかなー。こっちの鼻が慣れてバカになってるだけのような気もする。
だってね。
アメリカの柔軟剤のダウニーを買ったときのこと思い出した。洗い上がり直後だけじゃなくて、何日も前に畳んで仕舞っておいたTシャツからも鼻がむずむずするくらい香った。そのあまりの濃い香りに「ちょっとこれはー」と怯んだんだけど、あれ?いまや全然匂ってこないのよね。ダウニーまだ使ってるんだけど。これは絶対に鼻のほうが慣れたんだと思うから、ん〜モグサ臭のほうも、イマイチ怪しい。
自分の家がどんな匂いしてるのか、自分がどんな匂い発してるのか。判断するのむつかしいわー。
一応、匂わなくなってるけど、それって、ほんとうに匂いが消えてるのかなー。こっちの鼻が慣れてバカになってるだけのような気もする。
だってね。
アメリカの柔軟剤のダウニーを買ったときのこと思い出した。洗い上がり直後だけじゃなくて、何日も前に畳んで仕舞っておいたTシャツからも鼻がむずむずするくらい香った。そのあまりの濃い香りに「ちょっとこれはー」と怯んだんだけど、あれ?いまや全然匂ってこないのよね。ダウニーまだ使ってるんだけど。これは絶対に鼻のほうが慣れたんだと思うから、ん〜モグサ臭のほうも、イマイチ怪しい。
自分の家がどんな匂いしてるのか、自分がどんな匂い発してるのか。判断するのむつかしいわー。
お灸、すえられてます。
2007年4月17日
夫は肩凝り、私は腰痛。
2月にぎっくり腰をやってしまって、もうほんと身じろぎひとつできなくて。で、藁にも縋るような気分で千年灸を試してみたらね。これがいいんだわ。ほわんと温まって、ツーンと刺すような刺激があって、うくくくぅ〜とか唸りながらしばし耐えると、緩い心地よさが来て身体が軽くなる。で、ハマってます。
難点は、匂いかな。
墨の匂いや、お線香、モグサの匂い。抹香臭いっていわれる匂いも嫌いじゃないんだけど、今の家は機密性が高いので匂いがかなり籠もる。嫌いじゃないんだけど、外出から帰って玄関開けた時「ここは鍼灸院か?」って思うのはちょっと。あまりにジジババ臭いのも、まださすがに受け入れたくない。
で、試してみたのがお茶の香りと花の香りのお灸。匂いは悪くないんだけど、効きが若干弱いかなぁ〜。やっぱり、モグサの匂いも効能のうちってこと?
2月にぎっくり腰をやってしまって、もうほんと身じろぎひとつできなくて。で、藁にも縋るような気分で千年灸を試してみたらね。これがいいんだわ。ほわんと温まって、ツーンと刺すような刺激があって、うくくくぅ〜とか唸りながらしばし耐えると、緩い心地よさが来て身体が軽くなる。で、ハマってます。
難点は、匂いかな。
墨の匂いや、お線香、モグサの匂い。抹香臭いっていわれる匂いも嫌いじゃないんだけど、今の家は機密性が高いので匂いがかなり籠もる。嫌いじゃないんだけど、外出から帰って玄関開けた時「ここは鍼灸院か?」って思うのはちょっと。あまりにジジババ臭いのも、まださすがに受け入れたくない。
で、試してみたのがお茶の香りと花の香りのお灸。匂いは悪くないんだけど、効きが若干弱いかなぁ〜。やっぱり、モグサの匂いも効能のうちってこと?
古鍋の内側の、消えない線
2007年4月13日昨日は軽くムカついていたのだけれど、私の夫はとても良い人間だ。たぶん私よりも数段上等な人間だと思う。それはもう、結婚前から知っていたと思うし、結婚してからもその認識は変わってない。
でもほんと夫婦って長くやってると、40も50も良いところを知っているのに、たった三つか四つの不愉快なところばかりが意識にこびりついてきちゃう。使い込んだ鍋の内側の線みたいなもんかな。
お互い様なんだろうなーって思うけど、夫って人たちは案外そういうのを大目に見てくれてるみたいな気がする。妻っていう人たちのほうが、容赦ないかもね。ごめんよ。
でもほんと夫婦って長くやってると、40も50も良いところを知っているのに、たった三つか四つの不愉快なところばかりが意識にこびりついてきちゃう。使い込んだ鍋の内側の線みたいなもんかな。
お互い様なんだろうなーって思うけど、夫って人たちは案外そういうのを大目に見てくれてるみたいな気がする。妻っていう人たちのほうが、容赦ないかもね。ごめんよ。
ちっちゃい・・・・・・
2007年4月12日夫は事務処理関係がとっても苦手だ。銀行とか役所とか。
私だって得意とはいえないし、腑に落ちないところが心配で「???」ってなりながらやってる。
得手不得手は仕方ないけど、人に銀行を頼んでおいて、確認の電話しただけでいきなる怒鳴るってどうなんだ。
間違えてはいけないと思うから、念のため「さっきの○○なんだけど・・」って電話してるのに、「○○だって言っただろっ!!!」・・ってなんでそんなことでイラつくんだろう。こういうな〜んでもないことで、いきなりイラついて声荒げるところが、すごく嫌い。
電話切って、処理を終わってから「問題なく終わりました」と報告メール作って、数行改行して「怒鳴ることないと思うよ」って送った。
すぐに「ごめん」って返ってきたし、怒鳴った後、けっこう反省してるのはいつものことでわかってるけど、でも、やっぱり嫌なものは嫌。腹も立つけど、なんか情けなくなる。すごくちっちゃい男に見える。
私だって得意とはいえないし、腑に落ちないところが心配で「???」ってなりながらやってる。
得手不得手は仕方ないけど、人に銀行を頼んでおいて、確認の電話しただけでいきなる怒鳴るってどうなんだ。
間違えてはいけないと思うから、念のため「さっきの○○なんだけど・・」って電話してるのに、「○○だって言っただろっ!!!」・・ってなんでそんなことでイラつくんだろう。こういうな〜んでもないことで、いきなりイラついて声荒げるところが、すごく嫌い。
電話切って、処理を終わってから「問題なく終わりました」と報告メール作って、数行改行して「怒鳴ることないと思うよ」って送った。
すぐに「ごめん」って返ってきたし、怒鳴った後、けっこう反省してるのはいつものことでわかってるけど、でも、やっぱり嫌なものは嫌。腹も立つけど、なんか情けなくなる。すごくちっちゃい男に見える。
ひとりラブホ
2007年4月10日いま、とってもしてみたいな〜と思っているのが「ひとりラブホ」
ひとりでラブホテルなんて、そもそもホテルのコンセプトに反するじゃん、と思ったんだけど、あちこちのサイトの書き込み見ると、非日常で寛ぐには結構良いかもーと。お一人様を受けてくれるホテルもあるようだし。
確かに、下手なシティホテルなんかより良いかもしれないって思う。洒落たブティックホテルなら侘しさもないだろうし。
広いジャグジーでテレビ見ながらの〜んびりして、広ーいベッドで大の字で寝て。食べたいもの一杯買い込んで自堕落〜に一晩。
ああ、過ごしてみたい。
ひとりでラブホテルなんて、そもそもホテルのコンセプトに反するじゃん、と思ったんだけど、あちこちのサイトの書き込み見ると、非日常で寛ぐには結構良いかもーと。お一人様を受けてくれるホテルもあるようだし。
確かに、下手なシティホテルなんかより良いかもしれないって思う。洒落たブティックホテルなら侘しさもないだろうし。
広いジャグジーでテレビ見ながらの〜んびりして、広ーいベッドで大の字で寝て。食べたいもの一杯買い込んで自堕落〜に一晩。
ああ、過ごしてみたい。
夢見が悪い
2007年4月5日夜中に嫌な夢を見て目覚めると、その後もぐっすり眠れなくて、朝、身体が重くてすっきりしない。
今朝の夢も、嫌な夢だった。それも2本立て。
高いビルの上から、人が次々に飛び降りてくる。それは、実は世界陸上クラスの競技で、思い思いに趣向を凝らした衣装で落下する時のポーズなどを競うものだと、私はわかって見ている。わかって見ているのに、飛び降りる瞬間の、足の裏からエネルギーが抜けてゆくような感覚が見ていて辛い。下には巨大なエアマットがあって安全なはずなんだけど、時々、そこを外れて堕ちていく人もいたりする。それでも、人が次々とポーズをつけて跳んでいく。
見るのをやめたいのに。
中庭に面した壁が、すべてガラス張りというモダンな一戸建てに、私は女友達と住んでいる。その家で寛いでいると、見知らぬ老夫婦が中庭に入り込んできて、家の中を覗き込む。追い払えばいいようなものなのにそれができず、家中のカーテンやブラインドを閉めてまわる。でも、それまで人に覗き込まれたことなどないその部屋のブラインドは丈が短くてすべてを隠すことができない。シーツを張り巡らせたり、家具を移動したりして悪戦苦闘している。ガラス一枚隔てた先の、見知らぬ老夫婦の視線が怖ろしくて怖ろしくて、目が覚めて心臓がドキドキしてた。
疲れた。
最近、こんな嫌な夢見ることが多い気がする。
今朝の夢も、嫌な夢だった。それも2本立て。
高いビルの上から、人が次々に飛び降りてくる。それは、実は世界陸上クラスの競技で、思い思いに趣向を凝らした衣装で落下する時のポーズなどを競うものだと、私はわかって見ている。わかって見ているのに、飛び降りる瞬間の、足の裏からエネルギーが抜けてゆくような感覚が見ていて辛い。下には巨大なエアマットがあって安全なはずなんだけど、時々、そこを外れて堕ちていく人もいたりする。それでも、人が次々とポーズをつけて跳んでいく。
見るのをやめたいのに。
中庭に面した壁が、すべてガラス張りというモダンな一戸建てに、私は女友達と住んでいる。その家で寛いでいると、見知らぬ老夫婦が中庭に入り込んできて、家の中を覗き込む。追い払えばいいようなものなのにそれができず、家中のカーテンやブラインドを閉めてまわる。でも、それまで人に覗き込まれたことなどないその部屋のブラインドは丈が短くてすべてを隠すことができない。シーツを張り巡らせたり、家具を移動したりして悪戦苦闘している。ガラス一枚隔てた先の、見知らぬ老夫婦の視線が怖ろしくて怖ろしくて、目が覚めて心臓がドキドキしてた。
疲れた。
最近、こんな嫌な夢見ることが多い気がする。
血のつづき
2007年4月4日相変わらず松本清張の小説を読んでいる。
このところ続けて読んでいるのは、ミステリというより人間小説という感じの短編ばかりで、これは単純に「面白い」とは言えない。つまらない、わけじゃない。そうじゃなくて読後感が重くて。読後感ばかりじゃないな、読み初めから結構重い。
読みながら切なくてならない。
甘美な心地よい切なさなんかじゃなくて、息を詰めて鳩尾の微かな痛みを堪えるみたいな。苦々しい羞恥をやり過ごすみたいな。そんな感覚が呼び覚まされて。
「火の記憶」とか「父系の指」とか。ほんとうにしんどくて、それでも読むのをやめられない重い切なさがある。
たぶんにこれは、小説の力だけではなく、いまの私自身のなかになにか響きあうものがあるんだと思う。
だから、読むのをやめられない。
このところ続けて読んでいるのは、ミステリというより人間小説という感じの短編ばかりで、これは単純に「面白い」とは言えない。つまらない、わけじゃない。そうじゃなくて読後感が重くて。読後感ばかりじゃないな、読み初めから結構重い。
読みながら切なくてならない。
甘美な心地よい切なさなんかじゃなくて、息を詰めて鳩尾の微かな痛みを堪えるみたいな。苦々しい羞恥をやり過ごすみたいな。そんな感覚が呼び覚まされて。
「火の記憶」とか「父系の指」とか。ほんとうにしんどくて、それでも読むのをやめられない重い切なさがある。
たぶんにこれは、小説の力だけではなく、いまの私自身のなかになにか響きあうものがあるんだと思う。
だから、読むのをやめられない。
大学病院に「主治医」はいないのね
2007年4月1日父の癌がわかって、治療が始まってからの1年半で、担当医が3回変わった。なんだかなぁ・・。
大学病院っていうのは長く病気と付き合ってゆかなくてはいけない患者にとっては、あまり良い場所とはいえないみたいだ。どういうシステムでこう移動が多いのかわからないけれど、幾つかある病院を1年足らずで移ってゆくようだ。最初の担当医は3年弱いたとかで看護師の話では「長くいた先生」ということだった。
患者の治療より治療者の教育に重点を置きがちだとはいうけれど、それにしてもどうなんだろう。
科ごとのチーム医療というけれど、やっぱり患者にとっての医療はマンツーマンであって欲しい。カルテが10センチ20センチになって引き継がれてもそれだけで判るものじゃない。
1年前、半年前、1週間前、昨日、そして今日の顔色に気付いてくれる医師に診て欲しい。
父の場合は標準治療の確立されている症例で、ほぼできることはやって成果も出ているので、今後は経過を注意深く診て行くという感じになる。それだけに「主治医」といえる医師がいてくれたら、と思うのだ。
クリニックでは小さすぎる。大学病院では大きすぎる。
その病の治療を得意とする医師がいて、すべての治療を行える規模の総合病院。たぶん、現在の日本の医療で一番経営が成り立っていかない規模なんだろうな。仮に、そんな理想的な病院が医師がいたとしても、通えるかどうかはわからないし。
病院を選ぶ時代、医者選ぶ時代というけど、実際は難しい。消去法でしか決められないし、結局は選んだとはいえなくなってしまう。
病気になると、待ったなしだから、結局のところ巡り会わせってことになってしまうのかな。
大学病院っていうのは長く病気と付き合ってゆかなくてはいけない患者にとっては、あまり良い場所とはいえないみたいだ。どういうシステムでこう移動が多いのかわからないけれど、幾つかある病院を1年足らずで移ってゆくようだ。最初の担当医は3年弱いたとかで看護師の話では「長くいた先生」ということだった。
患者の治療より治療者の教育に重点を置きがちだとはいうけれど、それにしてもどうなんだろう。
科ごとのチーム医療というけれど、やっぱり患者にとっての医療はマンツーマンであって欲しい。カルテが10センチ20センチになって引き継がれてもそれだけで判るものじゃない。
1年前、半年前、1週間前、昨日、そして今日の顔色に気付いてくれる医師に診て欲しい。
父の場合は標準治療の確立されている症例で、ほぼできることはやって成果も出ているので、今後は経過を注意深く診て行くという感じになる。それだけに「主治医」といえる医師がいてくれたら、と思うのだ。
クリニックでは小さすぎる。大学病院では大きすぎる。
その病の治療を得意とする医師がいて、すべての治療を行える規模の総合病院。たぶん、現在の日本の医療で一番経営が成り立っていかない規模なんだろうな。仮に、そんな理想的な病院が医師がいたとしても、通えるかどうかはわからないし。
病院を選ぶ時代、医者選ぶ時代というけど、実際は難しい。消去法でしか決められないし、結局は選んだとはいえなくなってしまう。
病気になると、待ったなしだから、結局のところ巡り会わせってことになってしまうのかな。
花は私が買う
2007年3月17日
妻を愛していると思っている夫。常に優しく、思い遣り、守っている。その幸せな保護の下で、囚われ窒息しそうな妻。ヴァージニアもローラも、人生を奪われている、と感じている。
彼女達の人生を奪っているのは誰だろう。直截的に描かれるそれは夫や家族のようだけれども、たぶんそれだけじゃない。
誰かに「奪われる」といえるような、奪われて惜しいような人生を生きているか?
黄色いバラ、青いスターチス、白い蘭。あじさい、ひなぎく。
花は私が買う。
彼女達の人生を奪っているのは誰だろう。直截的に描かれるそれは夫や家族のようだけれども、たぶんそれだけじゃない。
誰かに「奪われる」といえるような、奪われて惜しいような人生を生きているか?
黄色いバラ、青いスターチス、白い蘭。あじさい、ひなぎく。
花は私が買う。
松本清張の昭和30年代
2007年3月14日 読書
いまさらながら松本清張を読んでいる。面白い。
たくさんドラマになっていて、見て知った気になっていたけれど、小説のほうが百倍面白いと思う。昭和30年代の人間を今の俳優さんたちが演ってもなんだかしっくりこない。現代に舞台を変えてはどこか真実味に欠ける。
犯罪に手を染め、罪に堕ちてゆく人間ばかりが出てくるのだけれどこの時代の日本人には犯罪の周辺にいてさえ、まだなにかしらの品格があったように感じる。
結末が断ち切ったように終わるのも好きだ。
言い淀みのない文体が小気味いい。ハマってます。
たくさんドラマになっていて、見て知った気になっていたけれど、小説のほうが百倍面白いと思う。昭和30年代の人間を今の俳優さんたちが演ってもなんだかしっくりこない。現代に舞台を変えてはどこか真実味に欠ける。
犯罪に手を染め、罪に堕ちてゆく人間ばかりが出てくるのだけれどこの時代の日本人には犯罪の周辺にいてさえ、まだなにかしらの品格があったように感じる。
結末が断ち切ったように終わるのも好きだ。
言い淀みのない文体が小気味いい。ハマってます。
白鳥麗子ちゃんの時代
2007年3月12日最近のリハウスのCMを見るたび、どうしても初代リハウスガールの宮沢りえバージョンと比べてしまう。あの頃のリハウスは、家を買い換えてステップアップする、そんなイメージだった。
11代目らしい、いまのバージョンを見てるとなんだかお父さんが哀しくて切なくなっちゃう。等身大の庶民なのかもしれないけど、あのお父さんの頼りなげなイメージに、無理して住宅ローン組んで大丈夫なのかい?とドキドキしちゃう。
バイオリン抱えてた白鳥麗子ちゃんと、ファミリーカーにぎゅうぎゅうの家族と、同じ企業のCMなのにすごい違いだと思う。初代リハウスが1987年だっていうから、ちょうど20年。日本がどう変わってきたかよくわかるね。
いまのリハウスガールも十分可愛いんだけどね。
11代目らしい、いまのバージョンを見てるとなんだかお父さんが哀しくて切なくなっちゃう。等身大の庶民なのかもしれないけど、あのお父さんの頼りなげなイメージに、無理して住宅ローン組んで大丈夫なのかい?とドキドキしちゃう。
バイオリン抱えてた白鳥麗子ちゃんと、ファミリーカーにぎゅうぎゅうの家族と、同じ企業のCMなのにすごい違いだと思う。初代リハウスが1987年だっていうから、ちょうど20年。日本がどう変わってきたかよくわかるね。
いまのリハウスガールも十分可愛いんだけどね。
女優・寺島しのぶ
2007年3月6日寺島しのぶという女優さんが気になる。
好きとか嫌いとか、出演作品がどうとかじゃなくて、あの思いつめたような拗ねた眼が気になってしまう。
誤解を怖れずに言うと、この人は生まれそこなった人なんだと思う。歌舞伎の家に生まれて歌舞伎役者を継げない女であったこと、美しい女優の娘に生まれて美貌を継げなかったこと。尾上菊五郎の子に生まれた甲斐も、藤純子の娘に生まれた甲斐もない。
非の打ち所のないサラブレッドなのに、なのに生まれそこなってる。インタビューなんか読んでいても、とても屈折したエネルギーを感じる。そのエネルギーはやはり、連綿と続く歌舞伎役者の血と、一時代築いたスター女優の血なんだろう。
大化けするか、破滅するか、堕ちつつ化けるか、なんだか目が離せない。
好きとか嫌いとか、出演作品がどうとかじゃなくて、あの思いつめたような拗ねた眼が気になってしまう。
誤解を怖れずに言うと、この人は生まれそこなった人なんだと思う。歌舞伎の家に生まれて歌舞伎役者を継げない女であったこと、美しい女優の娘に生まれて美貌を継げなかったこと。尾上菊五郎の子に生まれた甲斐も、藤純子の娘に生まれた甲斐もない。
非の打ち所のないサラブレッドなのに、なのに生まれそこなってる。インタビューなんか読んでいても、とても屈折したエネルギーを感じる。そのエネルギーはやはり、連綿と続く歌舞伎役者の血と、一時代築いたスター女優の血なんだろう。
大化けするか、破滅するか、堕ちつつ化けるか、なんだか目が離せない。
爪はせっせと夜に切る
2007年3月2日夜爪を切ると親の死に目に会えない、と言うけれど。いいんだ、できれば親の死に目には会いたくないので、爪は夜切りましょう。
親不孝ですか、親思いですか、いいえただの甘ちゃんです。悲しいのは嫌だ。メンドクサイのもイヤだし。どっちが主?んー後者かな。いえほんとに。ははは。いい年してなーに言ってんだかなー。
親不孝ですか、親思いですか、いいえただの甘ちゃんです。悲しいのは嫌だ。メンドクサイのもイヤだし。どっちが主?んー後者かな。いえほんとに。ははは。いい年してなーに言ってんだかなー。
春のついたち
2007年3月1日3月1日と9月1日が好き。
今日から季節が新しくなった、そんな風に感じるから。
冬至の翌日にもそれを感じるけど。
なんて書いてて・・・・なんだ、暦どおりじゃん(笑)生きものとして体内時計が反応してるのか、刷り込まれた暦の感覚か、もちろん両方よね。
ともかく、2007年3月1日、午後12時42分の東京地方の光がとても力強くて心地よい、と記録しておこう。
今日から季節が新しくなった、そんな風に感じるから。
冬至の翌日にもそれを感じるけど。
なんて書いてて・・・・なんだ、暦どおりじゃん(笑)生きものとして体内時計が反応してるのか、刷り込まれた暦の感覚か、もちろん両方よね。
ともかく、2007年3月1日、午後12時42分の東京地方の光がとても力強くて心地よい、と記録しておこう。
2月は逃げる
2007年2月28日あらら。ほんと。もう今日で終わり?
この2月は、父のこと以外あまり記憶にないや。毎日病院に通い詰めてたわけじゃない。緊急の治療が入りそうな時以外は、一日おきのペースを崩したくなかったし、病室に行っても隅の椅子に座って本を読んでいたり、寝ている父の顔だけ見て帰ったりと、私がなにかしたのかっていうとこれと言えるようなことなんにもしてないんだけど。ただそこにいただけ。
回復してきてからも、似たようなものだ。ぽつりぽつりと話して一緒に「水戸黄門」見て、夕飯に出る父の嫌いな酢の物を食べて。
それだけ。
それだけで2月は終わった。
この2月は、父のこと以外あまり記憶にないや。毎日病院に通い詰めてたわけじゃない。緊急の治療が入りそうな時以外は、一日おきのペースを崩したくなかったし、病室に行っても隅の椅子に座って本を読んでいたり、寝ている父の顔だけ見て帰ったりと、私がなにかしたのかっていうとこれと言えるようなことなんにもしてないんだけど。ただそこにいただけ。
回復してきてからも、似たようなものだ。ぽつりぽつりと話して一緒に「水戸黄門」見て、夕飯に出る父の嫌いな酢の物を食べて。
それだけ。
それだけで2月は終わった。
納得できる治療なんてあるのかな?
2007年2月7日父を見ていると、病気にやられているというより、治療にやられてるという感じなんだ。お医者は丁寧に治療の説明をしてくれている、ように見える。こちらが納得するように説明してくれる、ように見える。見えた。
でも一旦治療が始まってしまうと、そんなこと聞いてないよ、というような事態が次々に起こる。その都度、説明はあるけれど、それしたらどうなるのか、ううん、どんな「痛み」を父が感じるのか、そこまではまるでわからない。わからないけど、待ったはできない。もうどんどん進んでいくしかない。
この管を入れれば、症状を改善できる、はず。お願いするしかない。教科書どおりだし、きっとたぶん、それが最善なんだろう。でも、すごく苦しんでる。その苦しみを和らげようとさらに管が増える。上から管。下から管。管1本入るだけで、どれだけダメージあるんだろう。どれだけ痛い?我慢するしかないのね。こんな「痛み」まで予想も覚悟も納得もしてやしなかったよね。
癌が暴れだす前にやっつける、そのための治療で父がやられてる。
どれだけ丁寧に説明されたって、肉体が感じるひとつひとつの痛み苦しみまで事前に想像して、受けるか受けないか判断するなんて出来ない。そして一旦受けたら、もうやめられない。
病気が辛いんじゃない、治療が辛いんだ。
私、癌になっても治療したくないな。
でも一旦治療が始まってしまうと、そんなこと聞いてないよ、というような事態が次々に起こる。その都度、説明はあるけれど、それしたらどうなるのか、ううん、どんな「痛み」を父が感じるのか、そこまではまるでわからない。わからないけど、待ったはできない。もうどんどん進んでいくしかない。
この管を入れれば、症状を改善できる、はず。お願いするしかない。教科書どおりだし、きっとたぶん、それが最善なんだろう。でも、すごく苦しんでる。その苦しみを和らげようとさらに管が増える。上から管。下から管。管1本入るだけで、どれだけダメージあるんだろう。どれだけ痛い?我慢するしかないのね。こんな「痛み」まで予想も覚悟も納得もしてやしなかったよね。
癌が暴れだす前にやっつける、そのための治療で父がやられてる。
どれだけ丁寧に説明されたって、肉体が感じるひとつひとつの痛み苦しみまで事前に想像して、受けるか受けないか判断するなんて出来ない。そして一旦受けたら、もうやめられない。
病気が辛いんじゃない、治療が辛いんだ。
私、癌になっても治療したくないな。
心配してないとでも?
2007年2月3日心配だ心配だと声に出して言う人だけが心配してるわけじゃない。可哀想だ辛そうだと口にする人だけが容態を気遣ってるわけじゃない。母と母の友人とで心配のシュプレヒコール。なんでそんなに大声なの?そんな場所に合流したくないよ。
何人もで枕元に駆けつけて大丈夫?大丈夫?って騒ぐより静かに休ませたいって思うのを理解できないならそれでいいよ。自分の心配の仕方を、私に押し付けないで欲しいな。
母とは根本的なところで、合わない。
何人もで枕元に駆けつけて大丈夫?大丈夫?って騒ぐより静かに休ませたいって思うのを理解できないならそれでいいよ。自分の心配の仕方を、私に押し付けないで欲しいな。
母とは根本的なところで、合わない。
ブラックジャックとか財前教授とか
2007年2月1日
外科医をドラマの主役にしたくなるのは当然かなと思う。
外科医ってやっぱり格好良いのだわ。
9時間の手術を待ちくたびれて過ごした家族の前に、達成感とかカタルシスとかなにかそういうイッチャッタ感を漂わせながら登場する外科医。なぜか風呂上りのようなすっきりした顔が手術着に良く似合ってたりして。
白衣の時の、左手首の高そうな時計ばかりが目立つチャラ男な雰囲気はどこにもなく、へえ先生イーハン上がってるなぁなんて思ってしまった。摘出された臓器を目の前に、私ったらなに考えてんだか。
ちなみに財前教授といえば田宮二郎。唐沢クン?誰それ?
(中居クンは「白い影」のほうだった。中居クンも唐沢クンも×だけど)
外科医ってやっぱり格好良いのだわ。
9時間の手術を待ちくたびれて過ごした家族の前に、達成感とかカタルシスとかなにかそういうイッチャッタ感を漂わせながら登場する外科医。なぜか風呂上りのようなすっきりした顔が手術着に良く似合ってたりして。
白衣の時の、左手首の高そうな時計ばかりが目立つチャラ男な雰囲気はどこにもなく、へえ先生イーハン上がってるなぁなんて思ってしまった。摘出された臓器を目の前に、私ったらなに考えてんだか。
ちなみに財前教授といえば田宮二郎。唐沢クン?誰それ?
(中居クンは「白い影」のほうだった。中居クンも唐沢クンも×だけど)